丁字の滝から霧降川に戻り左岸に戻ると程なく玉簾の滝の看板があります。
5分ほど川沿いを進むと到着です。幅広の滝というよりは水の流れといった方がいいかもしれません。
装備を持っている人はこんなところはちょちょいと上っていってしまうんでしょうね。
遊歩道に戻りここからはしばらくは急なのぼりと滑りやすいところを上っていきます。大山の登山道と別れると舗装路にぶつかります。それを横断し広い川原にでます。木の橋が渡して渡った先に「それ」はありました。
マックラ滝です。滝見の先輩方のHP等を見てどうしても来たかった滝です。幅広の直瀑はまさに水のカーテン、滝口周辺の黒々とした岩肌、シンボリックな写真の右手にあるクルミの大木、とにかく想像通りの空間がそこにありました。自然と声が出てしまうほどの存在感です。「すばらしい」です。
予想以上だったのがスケールと水煙です。もっとおとなしい滝だと思ってました。とにかく水煙が激しくカメラも結構濡れちゃいました。ということでいつものK5+18-135mmWRの防滴コンビでの撮影です。それでもレンズにつく水滴は抑え切れませんでした。結構拭き拭きしたんですけど水玉模様の写真が多かったこと。
残念なのは右岸が崩れていることです。だいぶ前の崩落のようですがこの緑の空間の中で茶色の岩肌が異色で気付かないうちに避けていたようです、右岸の入ったカットは撮っていませんでした。詳しくわからないのですが岩の質がもろいようです。常に崩落を繰り返してきたところらしく足元はどこも不安定です。末永くこの姿が見続けられるよう祈るばかりです。
最後の絵が駄作の中での個人的に一番好きなカットです。
当日はハイカー4・5組が私の後からこられましたが私自身この空間から出て行くことがとてももったいなく感じ、1時間を越えても眺めていましたね。皆さんが声を上げるのを「そうでしょう。そうでしょう」と滝のオーナーになった気分で見てました。「マックラ最高!!」です。ありがとうございました。
おまけ寂光の滝